薫習館

薫習館1F 松吟ロビー「洛宙KANSEI創光の森 〜感性×伝統×未来〜」

薫習館

洛宙2021秋

各世代・各ジャンルで活躍する表現者たちによるコラボレーションをテーマに、
日本の芸術文化の意義と理解を広く国内外に京都から発信することを目的とした
アートイベントです。
松栄堂薫習館はサテライト会場として7名の作家の作品を展示します。

【作家一覧】※敬称略・五十音順

・伊部京子(和紙造形)

・清水六兵衛(陶芸)

・佐伯和子(染織造形)

・千登勢(書)

・富田文隆(木工造形)

・村田好謙(漆芸)

・森本盾二(彫刻)

【洛宙KANSEI ウェブサイト】
https://rakuchu-kansei.com

薫習館1F 松吟ロビー企画展「Toy展 成澤豪の紙版画」

薫習館

TOY展バナー

これは紙を版として刷った紙版画。
切り出した紙片となるパーツを隣り合わせながら
一つずつ慎重に馬連でする作業は
そっと積木を積み重ねることにも似ています。
繊細で柔らかな表情を魅せる紙版は、
その脆さゆえに複数の制作が困難、
つまりモノタイプ(1/1)となるわけです。
そうして生まれた、たった一枚、この一枚を
この機会に是非ご覧ください。
                   成澤豪

薫習館2F 松寿文庫展示室「現代の源氏物語絵展」(第5期展示)

京都本店 薫習館

5期バナー画像

日本文学を代表する長編小説『源氏物語』。昭和から平成に移る三十年前。
その『源氏物語』を現代の感覚で捉え直してみたいという願いから、上村松篁画伯をはじめ、当時の京都で活躍される五十四人の日本画壇の先生方に、五十四帖に応ずる作品をおのおの描いていただきました。
時代は令和へ移り、あらためて物語の世界観を辿っていただきたく、このたび薫習館松寿文庫展示室で、順次展示をさせていただく運びとなりました。
香の道具や、源氏香図をあしらったゆかりの小品とともに、全六期にわたり紹介いたします。

※来場者把握と記録のため、お名前とご連絡先のご記入をお願いしております。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご協力をお願いいたします。

薫習館1F 松吟ロビー 企画展 ニュイブランシュ 2021
「川俣 正『夢浮橋 ワーク・イン・プログレス2021』」
「ヨアンヌ・ラムレール『L'Île』」

京都本店 薫習館

ニュイブランシュ 2021

ニュイ・ブランシュKYOTO 特別延長開館

10月1日(金)は19時まで開館いたします。
いつもと違った雰囲気で、夜の薫習館をごゆっくりお楽しみください。

今年も薫習館 松吟ロビーにて「ニュイ・ブランシュ2021」が開催されます。
松吟ロビーのほかにも、今年は隣接する京都本店の烏丸通駐車場でも川俣正氏によるインスタレーションがおこなわれます。

川俣 正「夢浮橋 ワーク・イン・プログレス2021」

パリを拠点に世界で活躍するアーティスト 川俣正 がニュイ・ブランシュKYOTO 2020で制作した鴨川の橋の模型をもとに学生のワークショップのための原寸大スケールの橋脚の一部を展示いたします。学生による鴨川に架ける夢の橋の模型も同時に展示し、一大プロジェクトに向けての途中経過を模型展示とインスタレーションで紹介いたします。

ヨアンヌ・ラムレール「L'Île」

ニュイ・ブランシュKYOTOとマルセイユ欧州地中海文明博物館とのコラボレーション。フランス国立自然保護地域であるカマルグ湿原をテーマにしたヨアンヌ・ラムレールの写真作品をスライドショーで上映いたします。

薫習館1F 松吟ロビー 企画展 KG+2021 WILLIAM COREY
「Enabling Awareness -Going Beyond Description-
 アウェアネスを具現化する -言葉を超えて-」

薫習館

KG+2021バナー

30年以上にわたり京都の庭園を撮影してきたウィリアム・コーリー。日本庭園は「人と自然が織りなす調和の美」と言う。彼のアプローチは写真芸術と庭園の文化芸術を融合させるという難しい課題でもあった。愛用の8×20インチの大判バンケットカメラでの撮影は、ネガのサイズが35mmの100倍もの情報量を持つ。それゆえ細部に至るまで鮮明で、色彩は階調豊かに映し出され臨場感がさらに増す。日本庭園の撮影はやや解説的且つ教育的、絵画的また記録的であることが多いが、西洋人にはその背後にある意図は伝わりにくい。彼は庭園とは何かという固定観念やルールにとらわれず、庭園そのものに敬意をもち時間をかけて捉える知覚も大切であると感じた。また、伝統的な枠を広げ、美しさの本質を通して、日本と西洋の相互理解を深めることを追求した。生涯、500枚以上の作品を制作したが、日本では殆ど知られておらず、本展は京都での初の個展となる。

Curator:足立怜未 Reimi Adachi