地の底の火は十億年の石の闇を抜け、香りをまとう煙となり、近づき離れ湧き上がり、極北のオーロラ流れる天空の闇に昇る。香りのかたちの黒い石を地上に残して。
小山泰史
地の底の火は十億年の石の闇を抜け、香りをまとう煙となり、近づき離れ湧き上がり、極北のオーロラ流れる天空の闇に昇る。香りのかたちの黒い石を地上に残して。
小山泰史
「現代の名工」にも選ばれた京指物師 清水隆司氏。今回は、京焼清水焼絵付け師 清水幹子氏との親子によるコラボレーション作品の展示即売をいたします。
各世代・各ジャンルで活躍する表現者たちによるコラボレーションをテーマに、
日本の芸術文化の意義と理解を広く国内外に京都から発信することを目的とした
アートイベントです。
松栄堂薫習館はサテライト会場として7名の作家の作品を展示します。
【作家一覧】※敬称略・五十音順
・伊部京子(和紙造形)
・清水六兵衛(陶芸)
・佐伯和子(染織造形)
・千登勢(書)
・富田文隆(木工造形)
・村田好謙(漆芸)
・森本盾二(彫刻)
【洛宙KANSEI ウェブサイト】
https://rakuchu-kansei.com
これは紙を版として刷った紙版画。
切り出した紙片となるパーツを隣り合わせながら
一つずつ慎重に馬連でする作業は
そっと積木を積み重ねることにも似ています。
繊細で柔らかな表情を魅せる紙版は、
その脆さゆえに複数の制作が困難、
つまりモノタイプ(1/1)となるわけです。
そうして生まれた、たった一枚、この一枚を
この機会に是非ご覧ください。
成澤豪
日本文学を代表する長編小説『源氏物語』。昭和から平成に移る三十年前。
その『源氏物語』を現代の感覚で捉え直してみたいという願いから、上村松篁画伯をはじめ、当時の京都で活躍される五十四人の日本画壇の先生方に、五十四帖に応ずる作品をおのおの描いていただきました。
時代は令和へ移り、あらためて物語の世界観を辿っていただきたく、このたび薫習館松寿文庫展示室で、順次展示をさせていただく運びとなりました。
香の道具や、源氏香図をあしらったゆかりの小品とともに、全六期にわたり紹介いたします。
※来場者把握と記録のため、お名前とご連絡先のご記入をお願いしております。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご協力をお願いいたします。