草根木皮を原料とした薫香の製造販売を商いとする松栄堂では、自然への感謝の気持ちを込めて、稀少植物の保護育成活動を実施しています。
地球環境に目を向けるきっかけになればと思い、長岡京工場で保護育成している稀少植物を店頭にて公開しています。
全国の松栄堂商品取扱店様に配布しているポスターで
年4回、京都府下の稀少植物を紹介しています。
オグラコウホネはスイレン科の多年草で、6〜9月にかけ黄色い小花を咲かせます。
・環境省レッドリストカテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
・京都府レッドリストカテゴリー 絶滅寸前種
名前の由来は京都南部にあった巨椋池(おぐらいけ)からきています。平成20年、指定希少野生生物に指定されました。
長岡京市と中丹の2カ所でわずかに生息しているのみの大変稀少な植物です。
2003年7月に長岡京工場の近隣を流れる勝竜寺川でオグラコウホネの生息が確認されました。
当時、生息地には空き缶やビニール袋などのゴミが堆積し、川はひどく汚れた状態でした。
自然への感謝の気持ちと社会貢献活動、環境保全活動の重要性を体感すべく、毎年、生育地の川の清掃に取り組んでいます。
ゴミが堆積し流れの滞った川と回収したゴミ
ゴミが減ったおかげで水も澄み、生育地は広がりました。夏にはたくさん花をつけます
フジバカマは川岸の土手などに生える背丈1~2mの多年草で秋の七草のひとつ。乾燥すると特徴的な芳香が生じるため、中国では古くから「蘭草」と称し、その香りを利用し楽しんでいたようです。わが国でも多くの歌人が歌に詠んでいるほど、古き時代より大変親しみのある植物で、源氏物語の帖名にもなっています。
以前は各地に広く自生していましたが、自生地が減少し、近年は目にすることが少なくなりました。
・京都府レッドリストカテゴリー 絶滅寸前種
・環境省レッドリストカテゴリー 準絶滅危惧種
園芸用土をつくる際には、必ず規格外の微粒子が発生してしまいます。
松栄堂はこれに着目し、独自の技術でお香立の原材料として利用することに成功しました。 土からできたお香立はヤニの吸着性にもすぐれ、お香皿の汚れを軽減することができます。
松栄堂では、2016年7月1日より、「KES・環境マネジメントシステム・スタンダード」ステップ1に対応した活動を開始いたします。
【基本理念】
株式会社松栄堂は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織を挙げて環境負荷の低減及び環境保護に努力します。
【方針】
株式会社松栄堂は薫香類の開発、生産、販売に係わる全ての活動、製品及び、サービスの環境影響を改善するために、次の方針に基づき環境マネジメント活動を推進して地球環境との調和を目指します。
上記の方針達成のために、環境改善目標を設定するとともに、定期的に見直し環境マネジメント活動を推進します。
制定日 2016年 7月1日
改訂日 2019年 7月1日
株式会社 松栄堂
専務取締役 畑 元章
松栄堂の生産拠点である長岡京工場では、2002年11月に、薫香業界では初めてISO14001環境マネジメントシステムを認証取得し、継続的な環境保全活動に取り組んでいます。今後も社会貢献と事業成長の両立に向けた取り組みに努めていきます。
【理念】
人々に心の豊かさと安らぎを与える、香り文化の発信基地である株式会社松栄堂長岡京工場は、地球環境保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織、全従業員を挙げて環境負荷の軽減に不断の活動を行います。
【方針】
株式会社松栄堂長岡京工場は、薫香類の開発、生産、販売、サービスに至る事業活動を通して、下記の活動を推進し地球環境との調和を目指します。
−この環境方針は、社内外に公表します−
2016年6月25日
株式会社松栄堂長岡京工場
常務取締役 畑 利和
松栄堂 長岡京工場は、ISO14001の適用範囲を次のように定めています。
<組織の活動・製品及びサービス>
薫香製品及び線香の設計・開発および製造
DESIGN AND DEVELOPMENT,AND MANUFACTURE OF INCENSE PRODUCTS AND JOSS STICK
<組織の単位と機能>
株式会社 松栄堂 のうち、「長岡京工場」に属する生産(製造)機能・研究機能・総務機能
松栄堂長岡京工場に存在する、全ての活動・製品・サービス、全ての組織単位や機能に、
ISO14001に基づく環境マネジメントシステムを適用させております。
事業所に関連する法律、法令等をリストアップし、きちんと守られているか定期的に点検、管理しています。不具合があればそれに対し是正を行います。
活動が適切に実施され、維持されているかを社内の専門チームが厳しくチェックしています。