下北沢のBONUS TRACK GALLERYにて開催される「言葉でつなぐ、私と香り展」に松栄堂が協力いたします。
本企画展は、文化庁「令和6年度生活文化創造・戦略展開事業」として、世界に誇るべき日本の文化の一つである香文化を体験できる機会を創出するものです。日本の四季や美意識と共に、時代ごとに姿を変えながら、人々の近くで今に至るまで生活を彩ってきた日本の香りの多様な魅力を、様々な手法で紹介します。
日本では、古来より和歌や漢詩、物語などにおいて「香り」は多く取り上げられ、「言葉」と「香り」は密接な関わりがありました。本企画展では、メイン展示として、現代で言葉を紡ぐ小説家と、京都の香老舗とのコラボレーションにより、新たな来場者参加型のインスタレーションを制作しました。
独自の文化を育んできた日本の香りが現代を生きる人々の何気ない日常に彩りをそえるとき、どのように香りを取り入れるか、アプローチの方法は人それぞれです。本企画展では、来場者一人一人と香りをつなぐ特別な体験を提供します。
日時
平日:11〜20時
土日祝日:10〜21時
場所
(世田谷区代田2丁目36番-15)
参加費
無料(事前予約不要)
主催
文化庁
企画運営
TOPPAN株式会社
協力
株式会社 松栄堂/CINRA, Inc.
内容
香老舗 松栄堂のお香と小説家 千早茜氏が紡ぐ言葉がコラボレーションした来場者参加型新作インスタレーション
メイン展示は、本企画展に向けて制作したお香の香りと、現代で活躍する直木賞作家の千早茜氏が紡ぐ言葉がコラボレーションした来場者参加型の新作インスタレーションです。嗅覚と視覚を使い、現代において新たに生まれたインスタレーションを体感してください。ご自身の感覚や感性で香りと言葉を自由に組合せ、自分だけの香りの栞を作成し、持ち帰ります。
(香りの栞は予定数を超えた場合、配布を終了します)。
■ 千早 茜
1979年生まれ。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。同作は2009年に第37回泉鏡花文学賞も受賞した。2013年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を、2021年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を、2023年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した。他の小説作品に『男ともだち』『西洋菓子店プティ・フール』『クローゼット』『さんかく』『ひきなみ』『グリフィスの傷』『雷と走る』やクリープハイプの尾崎世界観との共著『犬も食わない』等。食にまつわるエッセイも好評で「わるい食べもの」シリーズ、新井見枝香との共著『胃が合うふたり』がある。
X(旧Twitter):https://x.com/chihacenti
その他の展示や体験

平安時代の貴族の教養としての薫物や江戸時代の香道の完成等の一連の日本の香文化の歴史や日常での取り入れ方の紹介、自宅でも使いやすい充電式電気香炉「ひとたき香炉 こづつ SARA」での聞香体験等を実施いたします。