薫習館1F 松吟ロビー 企画展「ジョン・アイナーセン『まさにこの瞬間 〜見るという体験Miksangの写真, 2013-2020〜 KG+2020』」

薫習館

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「見る」とは、それぞれのものが持っているありのままの本質を、視覚を使ってはっきりダイレクトに理解するということ。
これは私が数年にわたり研鑽を重ねてきたMiksangという瞑想を用いた写真法の中心となるアプローチだ(Miksangはチベット語で「良い眼」「純粋な眼」を意味する)。

このように見るには、概念、自分の過去の経験、前提、思いこみ、無意識に型にはめてしまうといったことを一旦脇に置かないといけない。本当に見るとは、ゆったりとして喜びにあふれ、穏やかな行為だ。まず落ち着いた気持ちを育み、意識を外に向ける。そうすることによってはじめて、世界と心で繋がることができる。意味付け、解釈、物語のない状態。イメージはそのものずばりを映し出す。他に何も付け加えることなしに。
このように経験した瞬間はものすごく新鮮で深みがあり、とどまるところを知らず、何事にも束縛されない。そして受け止め方の可能性が限りなく広がる。無限を見ようと星を見上げなくてもいい。それはあなたの足元に、まさにこの瞬間に存在しているのだから。
ジョン・アイナーセン

場所

香老舗 松栄堂 薫習館1F 松吟ロビー >会場地図

※入館無料

会期(令和2年)

9月5日(土)~9月29日(火)

時間

10:00〜17:00

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