
2026年春、金沢21世紀美術館にて「言葉でつなぐ、私と香り展」を開催いたしました。
本展は、文化庁「令和6年度生活文化創造・戦略展開事業」の一環として2025年に下北沢 BONUS TRACK GALLERY にて実施され好評を博した企画展の巡回展。
金沢展ではインスタレーションの新作追加や初実施となるワークショップ・トークセッション、新企画「香りの迷路」など、より一歩踏み込んだ"ここにしかない香り体験"をお楽しみいただきました。

4月29日(水・祝)~5月10日(日)
10:00 〜 18:00無料
香老舗 松栄堂
TOPPAN株式会社
1. 香老舗 松栄堂のお香と小説家 千早茜氏が紡ぐ言葉がコラボレーションした
来場者参加型インスタレーション(新作1編追加)
メイン展示は、本企画展に向けて制作したお香の香りと、現代で活躍する直木賞作家の千早茜氏が紡ぐ言葉(金沢展では新作1編を追加して計6編)がコラボレーションした来場者参加型のインスタレーション。
嗅覚と視覚を使い、現代において新たに生まれたインスタレーションを体感していただきました。
※ご自身の感覚や感性で香りと言葉を自由に組合せた、自分だけの「香りの栞」の作成・購入可。

■ 千早 茜
1979年生まれ。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。同作は2009年に第37回泉鏡花文学賞も受賞した。2013年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を、2021年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を、2023年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した。他の小説作品に『男ともだち』『西洋菓子店プティ・フール』『クローゼット』『さんかく』『ひきなみ』『グリフィスの傷』『雷と走る』やクリープハイプの尾崎世界観との共著『犬も食わない』等。食にまつわるエッセイも好評で「わるい食べもの」シリーズ、新井見枝香との共著『胃が合うふたり』がある。
X(旧Twitter):https://x.com/chihacenti
2. 日本の香文化紹介コーナー
平安〜江戸期の香文化の変遷や、多様なお香を展示し、日本の香り文化の奥深さを紹介。会場では原料の香りが体験でき、香りの成り立ちをより直感的に感じていただきました。

3. 新企画「香りの迷路」
来場者が"鼻"を頼りに香りをたどりながら進む、香り探索体験エリア。香りの違いや特徴に意識を集中して楽しむ新感覚コンテンツ。
4. トークセッション「香りを編む、言葉を燻(くゆ)らす 〜見えない情景の描き方〜」・千早茜氏サイン会
調合師が抽象的なイメージからお香の香りを創り、小説家が"香りの気配"を文章へと変換するプロセスを読み解き、"構成美"の共通点に迫るトークセッション。(事前予約制・先着順/会場内特設ブース)
トークセッション終了後に千早茜氏のサイン会を実施。(トークセッションお申込の方のみ参加可)
•千早 茜氏(小説家)
•藤本 悌志(香老舗 松栄堂/調合師)
•江南 亜美子氏(進行:京都芸術大学 准教授/書評家・ライター)
5月9日(土) 14:00 〜
※トークセッション終了後、千早茜氏のサイン会に参加可
5. ワークショップ「匂い香づくり」
お香の原料や種類などのお話の後、オリジナルの香りづくりを実施。完成した香りは巾着袋に入れてお持ち帰りいただきました。(事前予約制)
5月2日(土)〜6日(水・振替休日)
① 11:00~11:40
② 14:00~14:40
③ 16:00~16:40
6. 物販ブース
多様なお香の世界を楽しめる松栄堂商品を販売。
また、書籍、千早 茜氏の香りの三部作『透明な夜の香り』・『赤い月の香り』・『燻る骨の香り』のほか、当社編集のお香文化史『香千秋』・香りエッセイ『香り風景 全三巻』も販売いたしました。